太極拳・気功とは
太極拳の由来
太極拳は、「柔よく剛を制す」武術といわれ、小さな力で大きな力に克つために、相手の力の大きさと方向を察知し、柔軟な動きで相手の力を外します。現在では太極拳は健康法として親しまれていますが、本来は自分の力を最も合理的に使う高度な技法として使われていました。
ちなみに太極Tai-jiとは?古代中国易学の宇宙観で、万物を構成する陰陽二つの気に分かれる以前の根元の気。太極は天地万物の根拠の理であると考えた。中国の拳法の一種である太極拳は陰陽変化の理(哲学)に則って動作をする特徴からそのまま【太極拳】と名付けられたそうです。
太極拳健康への影響
健康の保持増進には、筋力向上、持久力向上、柔軟性向上、神経・筋協応の向上が大切です。
太極拳ではスクワットと同じような基本姿勢が続き、片足でバランスをとることも必要とされるため筋力や神経・筋協応能の向上にとても役に立ちます。さらにねじり動作が入ることにより、柔軟性の向上が期待できます。
実際に太極拳をしてみると、下肢の筋に十分な刺激を感じることができ、かつ気持ちが落ち着いた状態になることができます。リラクゼーション効果が挙げられます。これは他のスポーツでは味わえない特徴といえます。
気功の由来
気功の「気」は元気、病気、気持ち、気分の気です。英語で「Qi(またはChi)」と書き、「チー」と発音(中国語の気の発音と同じ)します。気の本態は解明されていませんが、生命エネルギー、宇宙エネルギーとみなされ、1から20ヘルツの低周波の波動の性格を持っています。
気功は中国で4000年も前から行われている健康法です。約2000年前に書かれた中国最古の医学書「黄帝内経」には、気が病気と深いかかわりがあり、気功は病気の予防、治療、寿命を伸ばす効果があるとされています。
気功法の種類は非常に多く、中には体操のように身体を動かす「動功」と、座禅やヨガのようにあまり動かない「静功」があります。
気功法の健康効果
気功は調心(リラックスした状態での精神集中)、調息(呼吸を整える)、調身(姿勢を整える)の3つの要素で構成されています。整える事で滞った気の流れが改善される、不調改善健康維持に役に立ちます。
八段錦は近年注目された代表的な気功法の一つです。八段錦は、動作自体は単純ですが、毎日三回行えば血流や循環が良くなるといわれています。習慣的に行うことで心地よさを味わえるかもしれません。健康管理の一つとして試してみてください。
太極拳・気功の特徴
- いつでも、どこでも、だれでもできる
- 呼吸に合わせてゆっくりと柔らかく円型に動く
- 左右の動作が均等で、衝撃が極めて少ない全身運動である
- 身体がかたい方でも出来る動きが多い
- 楽しめるプログラムが演技として発表も可能
- 心身共に良い健康効果をもたらす
太極禅道坊のレッスン
- どのグラスも太極拳と気功を両方指導します。
- 面倒な準備必要なく気軽に初められます。
禅道坊の魅力 About
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写真紹介&コメント:(1)2018年第二回伝統武術交流大会に参加みんなで金賞を取りました。(2)令和4年東京伝統武術表演交流大会、久しぶりのお披露目。(3)みんなで頑張った記念です。